「残業代請求」の"完全成功報酬制"を通常サービスに--アディーレ
アディーレ法律事務所はこのほど、2015年2月より期間限定で実施していた「残業代請求の完全成功報酬制」を、今後は通常のサービスとして提供すると発表した。
2015年4月3日、労働基準法の改正案が閣議決定された。この中には高収入の専門職を対象に労働時間ではなく仕事の成果で評価をするいわゆる「残業代ゼロ法案」が含まれており、長時間労働に対する歯止めがかからなくなるとして、日本弁護士連合会をはじめ、反対の声が多数上がっている。
アディーレは、残業代の請求を安心して弁護士に相談できるように、弁護士費用を後払いとする「残業代請求の完全成功報酬制」を2015年2月に開始し、4月にはキャンペーン期間を1カ月延長していた。期間中は多くの人から相談を受け、サービス残業に関する悩みを抱えている人が大勢いること、気軽に相談・依頼できる環境が必要なことを実感したため、残業代請求の完全成功報酬制を通常のサービスとして導入し、今後も提供することを決定したという。
残業代請求の完全成功報酬制では、残業代の請求や不当解雇で依頼した場合、会社から金銭を獲得できるまでは、弁護士費用を請求しない。相談料や着手金はもちろん、依頼中の実費、労働審判や裁判に移行した際の追加着手金も全て無料となる。受付は電話または特設ページまで。