DailyJSは5月6日(米国時間)、「Node Roundup: io.js 2.0, Bootstruct, JSVerify」において、io.jsの最新版となる「io.js 2.0」のリリースを伝えた。V8のAPI変更などの影響もあり、「io.js 2.0」はいくつかの点で従来のバージョンとは互換性が失われている。よって、従来のバージョンから移行する場合は個別に検証が必要とされる。
主な変更点は次のとおり。
フラグを指定しないstrickモードでのclassキーワード
ショートハンドメソッドおよびプロパティシンタックス
レストパラメータ(--harmony-rest-parameters)
コンピュートプロパティネーム(--harmony-computed-property-names)
Unicodeエスケープ(--harmony_unicodeおよび--harmony_unicode_regexps)
V8もio.jsも開発のペースが速く、io.js 1系と比較するとさまざまな新機能が追加されているほか、互換性が失われた部分もある。今後も積極的な開発が見込まれることから、io.js 1系向けに開発したコードをio.js 2.0以降の環境で動作させる場合、io.js 2.0までに導入された新機能や新しいシンタックスなどを使ったコードへの書き換えを実施するほうがよいと思われる。