くらし情報『NEC、家庭内通信機器の機能をデータセンターで仮想化』

2015年5月8日 11:43

NEC、家庭内通信機器の機能をデータセンターで仮想化

NEC、家庭内通信機器の機能をデータセンターで仮想化
NECとNECの子会社であるNetCracker(ネットクラッカー)は、ポルトガルの大手通信事業者ポルトガルテレコムと共同で、ブロードバンドルータなどの家庭内通信機器の機能を仮想化する実証実験を行い、成功したと発表した。

実証実験では、ルーティングやIPアドレス割り当て、ネットワークアドレス変換といった家庭内通信機器の機能を仮想化し、ポルトガルテレコムのデータセンターにある汎用サーバ上でこれらの機能を動作させた。

ポルトガルテレコムは、ネットワーク仮想化技術を用いて、将来的に家庭内通信機器の主要な機能を端末側からデータセンター側に移し、家庭内通信機器の保守・運用作業を効率化することを目指しており、今回の実証実験はその実現に向けた第一歩。

NECは、ブロードバンドネットワークの普及やサービスの高度化に伴い家庭内通信機器の機能が増大しており、その修理や保守の工数が通信事業者にとって大きな負担となっていることから、この課題を解決する手段として、家庭内通信機器の仮想化(virtualized Customer-Premises Equipment:vCPE)ソリューションに注目している。

vCPEソリューションにより家庭内通信機器の主要な機能をデータセンター側に移すことで、通信事業者は家庭内通信機器の修理やバージョンアップ作業の一部を自社データセンター内で完結できるようになるという。

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