日本人の3大死因とも言われている「ガン」。厚生労働省によると65歳の男性の約3割、同じく65歳の女性の約2割がガン(悪性新生物)によって死亡している(平成22年)。ガンの罹患(りかん)リスクを下げることは、自身の(健康)寿命の延伸につながると言ってもいいだろう。
罹患リスクを下げるための行動は、「たばこを吸わない」「過度な飲酒を避ける」など実にさまざまだ。ただ、日常のちょっとした行動でガンになるリスクを下げることができるとしたら、多くの人が実践するのではないだろうか。
ガン予防のための世界中のさまざまな研究を擁護・支援している「World Cancer Research Fund」はこのほど、病気を食い止めるために役立つ日常行動をまとめたガイドを編集した。同団体が推奨する、今日からでも始められるガン予防に役立つ行動を紹介しよう。
■摂取カロリーを抑える
一日に必要とするカロリーよりも100kcal多く摂取し続けると、1年で5キロもの増量につながる。
肥満は肝臓や腸をはじめとする10のガンと関係があるとされている。毎日の食事に気をつけよう。
■家を掃除する
家の掃除といった毎日の家事も、運動という観点からすればガン予防に役立つ。