花魁級の遊女はインテリ美人だった!? 愛され遊女から学ぶ3つの鉄板恋愛術
遊女とは、江戸時代に「遊郭」という政府から公認された区画で男性に性的なサービスをして喜ばせる仕事をしていた女性のことです。しかし、当時の男性が遊女の元に足しげく通ったのには、なにも性的なサービスだけが目的だったわけではありません。むしろ、粋な男性は遊女たちとの「恋愛ごっこ」を楽しむもの。遊女の仕事は恋愛のドキドキ、ワクワク感を味わってもらうことだったのです。
今回は、そんな恋愛のプロフェッショナルといえる遊女たちから、鉄板の恋愛術を学んでみましょう。
○遊女との一晩は160万円以上
江戸時代、「遊郭には1日千両の金が落ちる」と言われていました。千両というのは例えですが、莫大(ばくだい)な額のお金が動いていたのは明らかです。なんと、遊郭で遊女と遊ぶには、一晩で160万円以上もかかったのです! そんなに高かったら庶民はおいそれと行けるはずありませんよね。
なので、遊郭での主な客層は武士や豪商、文化人といったようないわゆるエリートたちでした。
エリートたちは遊女との会話で、時事ネタについて意見を求めるなんてこともしばしば。どうやら、遊女に性の相手以上に話し相手としての役割を求めていたようです。