ファイアウォールが必ずしも"守ってくれない"3つの理由
ファイアウォールは登場当初、一部のトラフィックを遮断するために利用された。だが今日の「次世代ファイアウォール」は、これにとどまらない役割を果たす必要がある。
脅威が高度になるにつれ、ファイアウォールは新しい機能でこれに応じなければならない。しかし、本当はあなたを守ってくれるはずのファイアウォールが守ってくれない場合がある。以下に例を示そう。
○複雑な設定
ファイアウォールは時間が経つと品質が落ちていく。それを防ぐためには、ネットワークインフラの変更に合わせて最新のルール定義にアップデートするようにしよう。
○性能劣化
ファイアウォールの性能が落ちてくると、ファイアウォールを通るすべてのトラフィックに影響を与えることになる。
そして、ファイアウォールの性能を維持するためには、使いたい機能をオフにする必要が出てくるが、攻撃者にチャンスを与えてしまうことになる。
例えば、侵入防止システム(IPS)などはリソースを要するが基本的な機能だし、VPN、YouTube、Facebookなどのゲートウェイを通過するトラフィックの種類をモニタリング・管理できるアプリケーション制御も不可欠な機能。