今後利用したいNoSQL第1位は「Azure DocumentDB」
アイ・ティ・アール(ITR)は5月12日、従業員数が100名以上でビッグデータを活用した分析・解析を実施している国内ユーザー企業に勤務し、データベース管理に従事している個人を対象に実施したNoSQLの利用動向に関する調査結果の一部を発表した。
NoSQLに対して何を期待しているかを聞いたところ、「クエリ(検索)処理性能の向上」が最も高い割合となり、性能向上に関する回答が上位を占めた。NoSQLの機能的な特徴である「非構造化データの処理のしやすさ」「パフォーマンスチューニングの簡素化」といった回答は2割前後とそれほど高くなかった。
これより、同社は、企業が利用するデータ量の増加に伴い課題となっているRDBMSの処理性能の低下をNoSQLによって改善できるのではないかと期待を寄せていると予測している。
NoSQLに対する企業の取り組み状況を聞いたところ、「NoSQLについて幅広く情報収集をしている」が51.7%と最も高い割合となった。
さらに、単一製品または複数製品に対して動作確認を実施していると回答した割合は各3割程度、「補完的ではあるがすでに一部の業務に適用している」は11.2%、「既に業務に導入し、日々運用を行っている」