2015年5月13日 15:30
Firefox 38が登場、ふりがなに対応するruby要素をサポート
Mozillaは5月12日(米国時間)、「Trainspotting: Firefox 38|Mozilla Hacks|the Web developer blog」において、Firefox 38のリリースを伝えるとともに、Firefox 38に導入された新機能を伝えた。Firefox 38には、開発者の視点で見て興味深い新機能が複数追加されている。
紹介されている主な新機能は次のとおり。
HTML5 ruby要素をサポート
HTML5 picture要素およびimg要素でのsrcset属性をサポート(レスポンシブイメージをサポート)
Web WorkerにおいてWebSocketの利用を実現
開発者ツールの機能向上
日本のユーザとしてはふりがなに対応するruby要素が正式にサポートされた点が注目される。日本国内で流通する新聞や書籍にはふりがなが振られているケースが多い。読みやすくするという本来の目的以外でも、表現の一つとして漢字に本来の読み方とは異なる振り仮名を付けたり、ひらがなに漢字の振り仮名を付けたりといった表現を行うこともある。
ブラウザではこれまでこうしたふりがなに冠する機能を実現する統一された標準規約と実装が存在していなかった。