と付け加えた。○ミネラル入りむぎ茶の知られざる効果
ミネラル入りむぎ茶の“血液さらさら効果"は、2003の「第11回日本ヘモレオロジー学会」で、伊藤園、赤穂化成、ノザキクリニックの共同研究成果として発表されている。健常な男性22~23人がミネラル入りむぎ茶と2種類の一般的なむぎ茶を飲んだ後に、一定量の血液が流れる時間を測定すると、ミネラル入りむぎ茶が最も血液流動性が高い結果が示されたとのことだ。
また、野崎先生によると、ミネラル入りむぎ茶には“体温下降効果”もあるという。健常な男性4人がミネラル入りむぎ茶とミネラルウォーターを飲用する前と飲用30分後の体温変化をサーモトレーサー(赤外線熱画像カメラ)で測定する実験では、ミネラル入りむぎ茶を飲んだ被験者の腹部・胸部の体温は1.7℃下がったが、ミネラルウォーターを飲んだ被験者の体温は逆に0.6℃上昇するという結果が得られたそうだ。
「人は体内で発生した熱を血液によって皮膚に集めることで、その熱を体外に放出するほかに、汗の蒸発により体の熱を奪うことで体温を下げています。しかし、湿度が75%を超すと、汗は蒸発することができなくなります。すると、ダラダラと汗が出るだけで熱を奪うことができず脱水状態となり、熱中症につながります。