でも、体温下降効果のあるミネラル入りむぎ茶は、体の余分な熱を奪い、体の内部体温を低下させるので、熱中症対策に効果的と言えます。日本の夏は湿度が高いため熱中症になりやすい環境。ミネラル入りむぎ茶は、刺激物であるカフェインも含まず、お子様から高齢者、冷え性の方、妊婦の方にも安心な飲料です」と野崎先生は説明する。
また、熱中症対策にはミネラルの定期的な補給が必須とのこと。野崎先生は「ミネラルの補給は、血液内に吸収されたときにしか効果がありません。一時にまとめて補給を行うよりも少しずつ毎日継続的に飲むことが大切です。意外に知られていないことですが、熱中症は発生した当日の水分不足から起こるのではなく、数日前からの水分とミネラル不足が原因で発生するのです。ですから、常日頃から十分なミネラルの補給を心がけてほしいと思います」と話し、熱中症への耐性獲得には2~3カ月ほど掛かることを付け加えたうえで、日常的なミネラルの補給の必要性を強調した。
毎日飲むという点でも、お茶は飽きが来づらい現実的な飲み物。熱中症対策として、今年の夏はミネラル入りむぎ茶を常用しておきたい。