ams、東京にデザインセンターを開設 - 日本の顧客に対するサポートを強化
オーストリアams(austriamicrosystems)は東京都品川区に新しくデザインセンターを開設し、5月13日にそのオープニングを行った(Photo01)。オープニングにあたっては本国から本社COOのStockmeier博士(Photo02)も来日し、改めて日本におけるビジネスの動向について説明があったので、まずはこちらからご紹介したい。
amsそのものはオーストリアに本社を持つ半導体ベンダである。Fablessではなく自社のFabをもつIDMであり、汎用品の製造とASICの製造の両方を手がけている。売り上げは昨年実績で言えば6億1400万ドルであるが、2015年第1四半期の売り上げは2014年第1四半期と比較して78%増加しているそうで、その意味では現在急成長を遂げているアナログ半導体ベンダである(Photo03)。
そのamsは2005年から日本子会社として東京都品川区にamsジャパンを設立してきたが、これはいわば販売子会社であって、単に営業拠点以上の域を出るものではなかった。ところが、日本における売り上げやデザイン獲得の増加に伴い、テクニカルサポートなどのニーズがどんどん高まってきた。