シャープ、 2014年度決算で2,223億円の赤字 - 資本金5億円に減資へ
シャープは5月14日、東京都内で2014年度決算および新中期経営計画に関する説明会を開催した。2014年度の最終損益は2,223億円の赤字となった。同社は6月23日の株主総会を経て、主力2行と投資会社から2,250億円の金融支援を受け、3月末時点で1,218億円の資本金を5億円に減資する。
今回発表された巨額の赤字は、2014年度の営業損益が480億円の赤字だったことに加え、第4四半期に液晶や電子デバイス工場などの減損損失として995億円、海外液晶テレビ事業などの事業構造改革費用として65億円を計上したことが主な要因。
2,250億円の金融支援の内訳は、みずほ銀行が1,000億円、三菱東京UFJ銀行が1,000億円、ジャパン・インダストリアル・ソリューションズが250億円、優先株による出資を行う。
シャープは再建策として、本社ビル売却、3,500人規模の希望退職募集、組織改革などを行うことを明らかにした。2014年度決算と新中期経営計画の詳細については、追って説明会のレポート記事を掲載する。