クリエイターが語る「Photoshopと私」 (10) ライゾマティクス代表取締役・齋藤精一さん
写真編集ソフトの定番「Photoshop」が、今年で25周年を迎えます。そこで、フォトグラファーやデザイナー、イラストレーターなど、このソフトを愛用している各界のクリエイターに、アニバーサリーイヤーを記念して、ご自身とPhotoshopに関するエピソード、そしてPhotoshopへのお祝いの言葉を寄せていただきました。
今回ご登場いただくのは、Perfumeの舞台演出やグローバルプロジェクトなどをはじめ、テクノロジーを活用した表現を各方面で披露するクリエイティブチーム「ライゾマティクス」代表取締役・齋藤精一さんです。
――はじめて触れたPhotoshopのバージョンと「第一印象」は?
Power Macが出てきたころなので、確かPhotoshop 2.0ですね。もともと大学では建築を学んでいたのですが、僕は絵の才能がなくて、スケッチをほとんど描くことができないんです…。全部PhotoshopやIllustratorを使って描いていましたし、今も描いてます。Photoshopは自分のスケッチ感覚で描いていくようなツールだと思っていまして、Photoshopの登場によって、建築を学ぶに当たっての環境も大きく変わりました。