ドコモプレミアクラブが「dポイントクラブ」に改定 - 既存のポイントはどうなる?
NTTドコモのユーザー向け会員プログラム「ドコモプレミアクラブ」は、12月1日より「dポイントクラブ」に改定される。同日スタートの新ポイントサービス「dポイント」にあわせた改定となり、ドコモ以外のキャリアユーザーも利用できるほか、サービス内容も大幅に変更される。本稿では「dポイント」の概要や、既存のポイントなどについて解説する。
○「dポイント」とは
「dポイント」は12月1日より同社が提供するポイントサービス。現在、同社ではポイントサービスとして「ドコモポイント」を提供しているが、こちらはドコモ回線の利用料金やdマーケットの利用に応じてポイントが付与されるのに対し、「dポイント」は実店舗や、ショッピングサイトなどドコモのサービス以外でもポイントが付与される。
実店舗などでポイントを獲得するためには、新たに発行される「dポイントカード」か、「dカード」、「dカード GOLD」、「dカード mini」の提示が必要となる。「dカード」はDCMXカードユーザーに、「dカード GOLD」はDCMX GOLDカードユーザーに、「dカード mini」はDCMX miniカードユーザーに、カードの有効期限更新のタイミングで送付される。更新までの間、DCMXカードなどは従来通り利用可能。
なお、更新を待たずにカード変更の申し込みをすることもできる。
「ドコモポイント」は、ドコモの端末や商品の購入、故障修理、食品やリビンググッズなどとの交換のみに利用できるが、「dポイント」ではそれらのほか、加盟店での買い物、ネットショッピング、毎月のドコモの利用料金などにも利用可能となっている。
●既存のポイントの行方は?
○現在のドコモポイントはどうなる?
現在ユーザーが保有している「ドコモポイント」については、2015年4月1日から2015年11月30日までに獲得したものであれば2015年12月に「dポイント」へ自動移行される。2015年3月末までに獲得したものは「dポイント」へ移行されない。そのため、「dポイント」の利用用途(加盟店での買い物や、毎月のドコモの利用料金の支払い)には対応していないが、「ドコモポイント」としての利用用途(端末購入など)には有効期限内であれば利用できる。2015年12月1日の「dポイント」サービス開始後にも、利用可能な「ドコモポイント」がある場合(2015年3月末までに獲得したもの)は、「ドコモポイント」の利用用途であれば、「dポイント」と「ドコモポイント」の合算が可能となっている。
なお、「ドコモポイント」は1ポイントあたり1.08円(税込み)換算であったが、「dポイント」は1ポイントあたり1円(税込み)換算となるため、「ドコモポイント」から「dポイント」に自動移行されたポイントは減額されることになる。
●「dポイントクラブ」の優待サービスは?
○「ドコモプレミアクラブ」は「dポイントクラブ」にリニューアル
「dポイント」サービスの開始に伴い、2015年12月1日からは会員サービス「ドコモプレミアクラブ」が「dポイントクラブ」に改定され、キャリアを問わず利用可能となるほか、会員ステージもレギュラー、ブロンズ、シルバー、ゴールドの4段階となる。
現在「ドコモプレミアクラブ」に加入しているユーザーは、同日より「dポイントクラブ」に自動移行される。
また、会員ステージの判定方法も改定。「ドコモプレミアクラブ」ではドコモの契約期間に応じて、毎年3月末に判定されていたが、「dポイントクラブ」では6カ月間のdポイント獲得数(毎年6から11月、12月から5月に判定)、ドコモ継続利用期間(毎年11月末、5月末に判定)、DCMX/dカードの契約(契約時/解約時に即時反映)のいずれかにより判定される。それに伴い更新時期も毎年4月から毎年1月、7月(初回ステージ更新は2015年12月)に変更となる。
「dポイントクラブ」よる優待サービスは、ファストフードやカフェで使える「ドコモクーポン」、映画鑑賞、ホテルでの食事が割引価格になる「スペシャルクーポン」、抽選で当たるホテル宿泊やテーマパークでの優待が受けられる「プレミアムクーポン」、dマーケットのサービスが多数無料で利用できる「dマーケット特典」が用意されており、ステージに応じて利用できる優待サービスが異なっている。
(記事提供: AndroWire編集部)