遊女はダメンズウォーカー!? 遊女達の本気の恋から現代女性が学ぶべきこと
江戸時代、性的なサービスだけでなくウソの恋をマコトにして売る擬似恋愛を提供していた遊女は、いかにして男性に「この恋は本物だ! 」と思わせられるかが腕の見せどころでした。一方、遊女たちにも本気になる恋がありました。いわゆる「本命」ですね。
そんな遊女たちを夢中にさせた男性たちを「間夫(まぶ)」と言います。では、間夫とはいったいどういった人たちだったのでしょうか。
○遊女もダメ男の優しさに弱かった
遊郭で遊女と遊ぶには、一晩で160万円以上もかかったと言われています。そんなに高かったら庶民はおいそれと行けるはずありませんよね。なので、遊郭での主な客層は武士や豪商、文化人といったようないわゆるエリートたちでした。
となると、遊女を本気にさせた相手は政府お抱えの偉い先生? それとも出世頭のエリート武士?? いえいえ。実はなんと! 「年季明け(遊女が27歳になり自由の身になれること)には嫁になってよ」とかなんとか上手いことを言って、遊女をその気にさせてはたぶらかしていたようなダメ男が多かったようです。
あんなにエリートたちと出会えるのになんで……。そう思ってしまいますが、毎日仕事で賢い人たちの相手をする遊女たちにとっては、ダメ男の優しさがうれしかったのかもしれません。