64ビットアセンブラOS「MenuetOS 1.00」登場
MenuetOS開発チームは5月15日(フィンランド時間)、「15.05.2015 Menuet 64bit 1.00 released|MenuetOS」において、MenuetOSの64ビット版の初のメジャーリリースバージョンとなる「MenuetOS 64bit version 1.00」の公開を発表した。MenuetOSはすべてアセンブラで開発されたオペレーティングシステムで、プリエンプティブマルチタスク、SMP、USB、TCP/IP、GUIなどの機能を備えている。
MenuetOSは他のUNIX系のオペレーティングシステムなどをベースにしておらず、フルスクラッチで開発されているという特徴がある。開発が開始されたのは2000年とされており、汎用的なオペレーティングシステムが提供しているさまざまなレイヤを排除し、より効率的に動作するオペレーティングシステムの実現を目指して開発が取り組まれたと説明されている。
MenuetOS開発チームの説明によれば、MenuetOSにおけるプログラミングは高速で学習が容易であるほか、GUIプログラミングもアセンブラからの実施が簡単であるとされている。また、64ビット版の環境は32ビット版のアプリケーションを実行する能力も持ち合わせているという。