鈴鹿央士「迷いながら…」 演技に不安も綾野剛の言葉で「少し自信がついた」
●ベストな演技を常に模索「満足する気配ない」
16歳で映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』(16)にエキストラとして参加した際、女優の広瀬すずの目に留まったことをきっかけに芸能界入りした俳優の鈴鹿央士(21)。映画初出演作『蜜蜂と遠雷』(19)で新人賞を総なめにし、ドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』や『MIU404』など話題作への出演も注目を集めた。デビューしてすぐに俳優としての才能を開花させた鈴鹿が、シリーズ累計600万部を突破した人気漫画『ホリミヤ』の実写化で主演。本作の撮影裏話や鈴鹿流の役作りについて話を聞いた。
『ホリミヤ』で鈴鹿が演じた宮村伊澄は、クラスではいつもひとりぼっちの地味でネクラな男子、学校の外ではピアスだらけのバンドマンのような謎の男、そんな2つの顔を持つ男子高生。クラスメイトの堀京子(久保田紗友)との出会いをきっかけに色づいていく青春の日々を表現した。
さまざまな顔を見せる宮村を丁寧に演じた鈴鹿は、「堀さんに対する宮村くん、石川くん(鈴木仁)に対する宮村くん、学校にいるときの宮村くん、学校の外にいるときの宮村くんなど、誰と一緒にいるのか、どこにいるのかで宮村くんは全然違う。