鈴鹿央士「迷いながら…」 演技に不安も綾野剛の言葉で「少し自信がついた」
俳優さんはよく『自分の作品に満足できない』とおっしゃいますが、こういうことかと。完成した作品を見ると『もっとこうできたな』と思ってしまうもので、現場ではそのときできるベストを考え抜くしかないと考えるようになりました」と自身の中での変化を明かした。
不安を抱きながら今できるベストを模索し続けるというのは、精神的に疲れ切ってしまうのではないかと思ったが、「僕の中では考えているほうが楽」とのこと。「今のところ、迷いながら演じるタイプです」と分析した。
ただ、『MIU404』で共演した綾野剛の言葉で少し自信がついたという。「『央士に託したよ』と言われたシーンがあったのですが、僕の中では完全燃焼できず、剛さんに『完全燃焼できなかったんですよね』と話したら、『心が映っていて最高だったよ。映像の力を信じて!』と言ってくださって、『かっこいいな』と。そのあと『ホリミヤ』の撮影があり、やっぱり『どうしよう』となってしまいましたが、綾野さんのおかげで少し自信がつき、強くなれたと思います」とうれしそうに話した。
自分の演技に満足できず常に模索しているということは、それだけ成長し続けられるということだろう。