Google App Engine、初期データストアの廃止が7月に迫る
Google App Engineのサービスが開始された当時、データストアはMaster/Slaveデータストアのみが提供されていた。しかし、このデータソースはスケーラビリティやアプリケーションの複雑性といった課題を抱えており、現在は後発のHRD(High Replication Datastore)へその役割を譲っている。以降、HRDはスケーラビリティの問題が出ることなく動作している。
Master/Slaveデータストアのサービスは7月6日で終了するとされており、それ以降は提供されなくなる。GoogleはMaster/Slaveデータストアの非推奨を発表してから3年ほどの猶予期間を設けてサービスを提供してきたことになる。Googleは現在Master/Slaveデータストアを使っているユーザに対し、新たにHRDアプリケーションを作成するとともに、HRDマイグレーションユーティリティを使ってデータの移行を実施してほしいと呼びかけている。