大学デビューの落とし穴 (4) 5月:開けば海路の日和あり! 苦しいときの"自己開示"のススメ
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大学1年生のみなさん! 「大学デビューのホントのところ」、知りたくないですか? 本連載は、かつて大学デビューに半分成功・半分失敗したトミヤマユキコ(ライター・大学講師)と清田隆之(恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表)が、過去の失敗を踏まえ、時に己の黒歴史を披露しながら、辛く苦しい学生生活を送らないためのちょっとした知恵をお授けする。そんな連載です。
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○すべてが奇跡的に丁度いい季節、5月
キャンパスに爽やかな風が吹き込む5月。GW直後の気だるさも抜け、ようやく平常運行のリズムに慣れてきた頃ではないかと思います。
冬は寒さ、春は花粉、梅雨は湿気、夏は日差しと蚊、秋はもの悲しさと、この国は何かと屋外で楽しもうとする人を邪魔する要素に満ちていますが、5月はすべてが奇跡的に丁度いい季節。それだけに……大学になかなか馴染めず、孤独と不安の落とし穴にハマり込んでいる人には苦しい時期かもしれません。「大学1年の5月なんて青春の絶頂じゃないか! なのに、何で俺は毎日ブックオフに通ってるんだ!」