くらし情報『「円安離れ」の動きを示す日本株式~海外資金の流入拡大が見込まれる~』

「円安離れ」の動きを示す日本株式~海外資金の流入拡大が見込まれる~

「円安離れ」の動きを示す日本株式~海外資金の流入拡大が見込まれる~
日経平均株価は、19日に約3週間ぶりに2万円の大台を回復、20日には1-3月期のGDP速報値が市場予想を上回ったことなどを背景に続伸し、2000年4月以来の高値となりました。アベノミクスの下、日本株式は円安・米ドル高の動きに概ね沿うかたちで上昇してきましたが、足元では、1米ドル=120円前後で為替相場の膠着状態が続いているにもかかわらず水準が上がっており、「円安離れ」の感があります。

こうした足元での株価上昇の背景の一つは企業業績です。3月期本決算の発表がほぼ終わり、経常利益の実績が7年ぶりに過去最高を更新しただけでなく、2016年3月期についても、会社側予想の集計が前年比9%程度の増益となりました。期初のこの時期は会社側予想が保守的な数字となりがちなことなどを考えると、二桁増益とのアナリスト予想の達成も十分射程内にあると考えられます。また、アベノミクスによって経営者が攻めの姿勢を取り戻し、長年ため込んできた手元資金を活かし始めるなど、企業変革の動きが鮮明になっていることも、株価上昇の大きな一因とみられます。具体的には、ROE(自己資本利益率)の目標設定や、増配・自社株買いといった株主還元、さらに、成長のための設備投資やM&A(合併・買収)

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