Photoshopの父 トーマス・ノール氏が"かすみ"を補正する新機能を語る-今も進化を続ける写真補正への情熱
●クラウドアプリ化、スマホの普及…Photoshopの父が語る近年の時勢
「Adobe Photoshop」が産声を上げて以来、今年で25周年を迎えた。バージョン1.0の登場から着実にバージョンアップを重ね、現在は「Photoshop CC 2014年リリース」へと進化を遂げている。
そんなPhotoshopの"生みの親"であるソフトウェアエンジニア Thomas Knoll(トーマス・ノール)氏に、ここ数年のPhotoshopを取り巻く環境の変化やLightroomとの差別化、次期バージョンに搭載予定の新機能などについてお話を伺った。
Photoshopがリリースされたのは、今から25年前の1990年のこと。米国ミシガン州アナーバー出身のソフトウェアエンジニア Thomas Knoll(トーマス・ノール)氏が"趣味のために開発した"、さまざまなフォーマットの画像を表示する「Display」というアプリケーションを、1990年にAdobeが買収したことから始まる。アプリケーションの名称を「Photoshop」に改めたバージョン1.0が発売されたことを起点に、その後は25年間にわたり、画像編集ツールのディファクトスタンダードとしての地位を揺るぎないものにしている。