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「Razer Naga Epic CHROMA」を試す - 19個のボタンを備えたマウスでMMORPGを快適に

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「Razer Naga Epic CHROMA」を試す - 19個のボタンを備えたマウスでMMORPGを快適に
●有線でもワイヤレスでも使えるゲーミングマウス
PCでのオンラインゲームプレイを快適にするため、ゲーミングデバイスブランドRazerが送り込んできたマウス、それが「Razer Naga Epic CHROMA」だ。プログラミング可能な19個ものボタンを備え、高いレスポンス性を誇るというのが売り文句だが、実際の使い勝手はどうなのだろうか。

PCゲームを快適にプレイするために必要なものは、PCのスペックだけではない。人とPCを繋ぐ周辺機器も重要である。これは、FPSやRTSなどオンラインゲームをプレイするユーザーには周知の事実だ。そしてそうしたユーザーが注目しているのが、ゲーミングデバイスメーカーRazerの製品。今回レビューする「Razer Naga Epic CHROMA」もそのひとつであり、19個ものプログラマブルなボタンを搭載する無線/有線マウスである。

○有線/無線が自由に選択できる接続形式

まずは基本的なスペックと外観から紹介しよう。
搭載するボタンは前述の通り19個。PCとの接続は、USBによるワイヤード接続に加えて、ワイヤレス接続も利用できる。具体的には、ワイヤレスで使用する場合はUSBケーブルを充電ドックに接続し、そのドックがレシーバーとなる。

ワイヤードで使用する場合は、マウス本体に直接USBケーブルを接続する。ワイヤレスでケーブルに邪魔されることなく自由なスタイルとポジションで使うことも、ワイヤードで絶対的な接続に対する安心感を得ながら充電池切れの心配をせずに使うこともできるということ。状況、好みに合わせて接続形式を選択できるのはうれしいところだ。

そのほかのスペックは、トラッキング速度が200IPS、最大加速度50G、トラッキング解像度8200dpi 4G、レポートレートは1000Hz。内部には32bit ARMプロセッサを内蔵。
本体サイズがW119×D75×H43mmで、重量は150g。ケーブル長は約2.1m。対応OSは、Windows XP/Vista/7/8、Mac OS X v10.7~10.9。

●握りやすい形状と押しやすいボタン配置を追求したデザイン
○握りやすい形状と押しやすいボタン配置を追求したデザイン

Naga Epic Chromaを握って最初に思ったことは、「意外と軽い」であった。約150gの重量は、ワイヤレスマウスとしては別段軽量な部類ではないが、全体の重量バランスのためか、普段使っている約147gのマウスよりも軽く感じるのだ。素早い動きが必要となるゲームプレイにおいては、これはかなり重要だ。

そして手にすんなりフィットするボディラインもポイントだ。特に小指の当たる右側面には、グリップ感を高めるラバーがはめ込まれていて、親指と2本の指で軽く挟むだけでマウスをしっかりとホールドできる。


そして、親指の位置にはLEDを内蔵する12個のボタン「サムグリッド」が配置されている。このボタンのトップは微妙にバラバラな傾斜になっているので、いちいち視認しなくても指先からの情報だけで何番のボタンなのかが識別できる構造だ。細かいところだが、一瞬の判断が死を招くこともあるゲームの世界においては、かなりうれしい作りなのである。

ホイールの回転負荷は軽いがクリック感があるので、スクロールが快適に行える。また、このホイールにはLEDが搭載されており、後述する設定アプリで1680万色から自由に選んで好みの色に光らせることが可能。しかも、ただの飾りではなく、バッテリの残量が低下すると点滅し、充電タイミングを知らせてくれるのだ。

ワイヤレスマウスにおいて充電切れは致命的な問題であるだけに、こうした細かい配慮は非常に助かる。充電はドックに乗せたときだけでなく、有線モードに切り替えても行われるので、使用しながらの電力補充も可能である。


●多機能な設定アプリで19+α個のボタンをゲームに最適化
○多機能な設定アプリで19+α個のボタンをゲームに最適化させろ!

さて、Naga Epic CHROMA最大の特徴は、前述した19個のボタンだ。その内訳は、左右クリックボタンと、ホイールそのものを押し込むボタンと左右のチルト、ホイールの手前にあるふたつのボタン、そして側面にある12個のサムグリッドとなる。これらにそれぞれ、各種機能やキーボードの任意の文字(複数の組み合わせもOK)、マクロを登録できるようになっている。

さらに、ホイールの上下スクロールにも同様にキーバインドできるので、実質的には21種類の入力がカスタマイズできる。実際にはホイールに他の機能を登録することはないかもしれないが、この自由度の高さは驚異的である。

キーバインドを含むマウスの各種設定を行うのは、「Razer synapse」という専用アプリ。これは、Naga Epic CHROMAをPCに接続すると自動的にインストールが開始される多機能なツールだ。「Razer synapse」によって設定できる項目はすべてプロファイルで一括管理し、何かのゲームを立ち上げたらそのゲームに対応したプロファイルを自動的に読み込ませるといったことが可能である。


すべてのボタンの設定は、ビジュアル的なインタフェースで行う。これらボタン設定はひとつのプロファイルにつき8種類のキーマップが登録できるので、同じゲームの中でも職業ごとに細かくキーマップを変更するといったことにも対応する。

さらに、サイドのサムグリッドについては、「サムグリッドビュー」という機能で、「Razer synapse」上でボタンごとに画像を表示することもできる。設定した機能を連想させる、もしくはゲームのスクリーンショットなどから切り抜いた画像を使用すれば、どこにどの項目を当てはめたか一目で判別できるというわけ。

こうして設定した項目は、ゲームアドオン「ゲーム内コンフィグレーター」により、ゲーム画面にオーバーレイ表示しておくことが可能だ。これがあれば、ボタンが多くどこにどの項目を設定したかを忘れてしまっても、プレイを中断することなくすぐに確認できる。しかも、プロファイルとキーマップについてもゲーム内コンフィグレーターから切替ができるので、いちいちゲームのウインドウを最小化するといったことは必要ない。もし、ウインドウが邪魔で画面が見づらいということがあるのであれば、呼び出し/消去をどこかのボタンに設定しておけばいい。


このアプリではほかにも、マウスの感度やマウスの移動速度からカーソル速度を上昇させる調節や、ホイールとサムグリッドに内蔵されるLEDの発光色の設定も行える。これらの色は、前出のプロファイルに保存されるので、ゲームに合わせたマウス速度や色が即座に呼び出せる。ゲーム内コンフィグレーターを確認せずとも、色からどのプロファイルが適用されているのか判断することも可能なのだ。

○快適なMMORPGライフを送るなら必須!さらに他の使い方も……

このように、MMORPGを快適にプレイできるよう、押しやすい多ボタンマウスと、便利な機能満載のソフト、それが Naga Epic CHROMAだ。さすがはゲーミングデバイスに特化したRazerの製品である。また、これだけの高度なキープログラミングが行えるのであれば、MMORPGだけでなくペイントソフトやオフィスアプリケーションでも活躍してくれるのは間違いない。コピーペーストをワンボタンで行えるというだけでも便利さは十分想像できるだろう。市場価格で16,000円ほどと、少々値は張るもののそれだけの価値があると言い切れる完成度を誇っている。

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