ESETは5月21日(現地時間)、「DDoS attacks have doubled in a year, says Akamai」において、分散型サービス拒否攻撃(DDoS; Distributed Denial of Service attack)が増加傾向にあることを伝えた。Akamaiの発表を引き合いに出し、報告されるDDoS攻撃がこの1年で前年の2倍を超えていると説明している。
攻撃方法も変化しており、より長期にわたってDDoS攻撃を実施できるようになってきているほか、これまでよりも大きなダメージを与えられるようになってきていると指摘。先年は短期間で大量のバンド幅を消費するようなDDoS攻撃がメインだったものが、2015年は小さいバンド幅でより長期にわたって攻撃を継続する傾向を示しているという。
増加傾向を見せているDDoS攻撃は3つの国からの攻撃開始が全体の過半数を占めているという説明もある。中国が23%で最も多く、これにドイツの17%、米国の12%が続いている。DDoS攻撃の52%が中国、ドイツ、米国から始まっていることになる。