みなさん、野菜の下ごしらえ、どうしてますか? 筆者は、料理を作るのも食べるのも大好きです。レシピ本やレシピサイトを活用して、日々レパートリーを増やすことにいそしんでおります。「時短」や「簡単」は、大好きなワードです。基本的に筆者の料理は、母や祖母が教えてくれた「感覚」や「味」が頼りなのですが、最近のレシピ本を見ながら不思議に思うことがあるんです。それは、野菜の下ゆでの過程が書かれていないこと。基本的なことだから、わざわざ書く必要がないのかもしれないのですけど。
○手間を惜しむか、時間を惜しむか
野菜の下ゆでをするのは、苦味やえぐみなどの灰汁 (あく) を取るためです。この苦味やえぐみ、野菜が動物などから身を守るための成分。
野菜の灰汁が美味しくないのは当然。
おいしさを求めるなら、多少手間でも下ゆでしましょう!今回は大根をおいしくするための、筆者ならではの下ゆで方法です。大根を下ゆですると、大根に含まれるアミラーゼ (ジアスターゼ) という成分と、米のとぎ汁に含まれるでんぷん質の相互作用によって糖になり、おいしさが増すのだそうです。また、より白くなり、味も染み込みやすくなります。
大根の下ゆでは、大根をコメのとぎ汁で柔らかくなるまで行います。