くらし情報『相場が良くても浮き足立たず、 まずは『欲張らない投資』から』

相場が良くても浮き足立たず、 まずは『欲張らない投資』から

相場が良くても浮き足立たず、 まずは『欲張らない投資』から
○資産運用の本来の目的は2つ

「日経平均株価が15年ぶりの高値を更新」などというニュースを耳にすると「早く私もやらなくては」とソワソワする人がいるかもしれません。しかし、楽しみのひとつとして投資を考えているのでない限り、そのようなニュースだけで始めたりやめたりするスタンスはあまりお勧めできません。

ところで、資産運用の本来の目的とは何でしょうか。もちろん「より豊かで安心な生活のために少しでもお金を増やしたい」というのが、わかりやすい目的のひとつです。

そして、もうひとつの目的が「インフレによる資産の目減りに勝つ」こと。

政府・日銀は今、物価が年2%ずつ上がるような、経済がほどよく暖まった状態を目指しています。物価が上がり、私たちのお給料も上がるような前向きな経済状態です。

そのとき考えなくてはならないのは「自分のお金が少なくとも物価上昇(インフレ)以上は増えていないと困る」という事実。
預貯金が安全と思って1年間置いていても、モノの値段が2%上がったのに対して100万円が100万250円位上付にしかなっていないのでは、実質的には目減りしているのと同じだからです。

○「預貯金を含む全体設計」

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