日本マイクロソフト、地図が不動産マップに進化する「Bing不動産」スタート
Webアプリケーションとして動作する地図サービスは、Googleマップを筆頭に各社がしのぎを削っている状況だ。Microsoftが2005年から展開する地図サービス「Bing Maps」も、新機能の追加やデータの充実に努めている。そして日本マイクロソフトは、リクルート住まいカンパニーと連携し、新サービス「Bing不動産」を2015年5月25日から開始することを発表した。
○地図上で物件や住環境を下見できる「Bing不動産」
現在、Bing Mapsは航空写真や立体的な鳥瞰(ちょうかん)写真を提供しているが、あくまでも地図情報という単独の機能にとどまっていた。その地図を別の角度から応用するのが、今回発表した「Bing不動産」である。Microsoft Bingインターナショナル シニアビジネスディベロップメントマネージャーの佐野健氏は、BingがWindowsやOfficeといった自社製品のバックグラウンドエンジンとして動作し、さまざまサービスにつながる「知的エンジン」であると紹介した。
MicrosoftはBingを、ビジネスや開発を手助けするソリューションと位置付け、専用ページの用意や企業向けに有償のAPIを提供中だという。