TISとあくしゅ、クラウド間の差異を吸収する技術を共同開発
TISとあくしゅは5月25日、「ネットワークやストレージを含めたシステム全体をパターンとして記述する手法」と「クラウドをまたがった資源管理を実現する仮想データセンター(VDC)技術」を組み合わせ、クラウド間の差異を吸収してシステムの可搬性を高めることで、「システムのクラウドロックイン」を打破する新しい技術を共同で開発すると発表した。ラウドロックイン」を打破する新しい技術を共同で開発すると発表した。
両社は、今の企業システムで利用されているクラウドはネットワークの機能性や提供されるサービスの内容が異なり、クラウドを越えてデータを流通させる仕組みも実装されていないため、クラウド間でのシステム移行やクラウドをまたがったデータ共有を行う際、構築の手間が増えているという現状を踏まえ、同技術の開発に踏み切ったとしている。
同技術を活用することで、さまざまなクラウド上でシステム構成や運用手順を定義したパターンから対象のシステムを構築できるようになる。
また、仮想データセンターがクラウドをまたがったデータ共有を可能にすることで、さまざまなクラウドを組み合わせたシステム構築が容易となり、異なるクラウド間でのシステムの可搬性(ポータビリティ)