「精神的ストレス」はアミノ酸配合飲料の摂取で軽減することが判明
課題終了後、「プラセボ飲料(偽薬)」摂取時の脳波は、脳がリラックスしている状態を示す指標(閉眼時脳波α波/β波比)に低下が見られた。一方、「アミノ酸配合飲料」摂取時は、その低下の程度が軽減されていたという。
実験2では、成人女性25人に、2種類の試験飲料を異なる日に摂取してもらい、「内田-クレペリン検査」(一桁の数字の足し算を一定時間行う検査)による単純計算作業の精神ストレス負荷試験(前半15分、休憩5分、後15分)を実施。唾液中ストレスマーカーにより、同試験の前・中・後のストレス状態を評価した。
その結果、「プラセボ飲料(偽薬)」摂取時の作業前半終了直後に採取した唾液は、ストレスホルモン「コルチゾール」の濃度が上昇していた。一方、「アミノ酸配合飲料」摂取時は低下。作業の後半終了後には、いずれの飲料でも低減していたが、比較すると「アミノ酸配合飲料」摂取時の方が有意に低い値であったという。
これらの結果により、「アミノ酸配合飲料」を単回摂取すると、コンピューター作業や単純計算作業による精神ストレスが軽減できることが明らかになった。
同社ではこの試験結果を、5月14日~18日に行われた「第69回日本栄養・食糧学会大会(第12回アジア栄養学会議(ACN2015)合同開催)」にて発表している。
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