エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (319) ドローン問題は配信0.2
○ネットで脱法を宣言
東京浅草の三社祭で「ドローン」を飛ばそうとしたとして、15歳の少年が威力業務妨害で逮捕されました。「補導」ではなく「逮捕」に、少年の悪質性が滲みます。全国的なニュースとなった「善光寺」でのドローン墜落事件も、この少年による「犯行」で、今月14日には国会近くの区立公園からドローンを「飛ばそう」として警察に補導されており、そのすべてを「ネット配信」していました。
警察官が近づき注意をしても屁理屈をこね従わず、自宅に戻されてからも執拗な警察批判を配信し続け、そんな息子を嘆く母の言葉に「これからも法律を破る(発言要旨)」と、カメラの前でほぼ全裸で宣言していたのが15才の容疑者N。いわば「常習犯」です。
三社祭では、主催者側の「ドローンの自粛」の呼びかけにも、「撮影禁止とは言っていない」と屁理屈をこね、ネット上で「犯行予告」をしていました。ドローンには墜落のリスクがあることは、容疑者自身が「善光寺」で証明したことです。容疑者を野放しにし、三社祭に足を運んだ観光客の頭の上に落下したら、警察批判が巻き起こる……というよりも「容疑者保護」のための逮捕だったとは深読みしすぎでしょうか。