"2人目の壁"って何? 既婚男女79.6%が「子どもは2人以上が理想」と回答
○2人以上子どもが欲しい人、79.6%
まず、「持ちたい理想の子どもの合計人数」について調査した結果、約8割が「2人以上を理想としている(79.6%)」ことがわかった。「2人以上」と考えている夫婦の割合は、調査開始の2013年から増加傾向にあり、今回が過去最高となった。
○第二子以後の出産をためらうのは「経済的理由」が最多
調査では「生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以後の出産をためらうこと」を"2人目の壁"と定義し、「2人目の壁は存在すると思うか」と尋ねたところ、75.0%が「存在すると思う」と答え、「理想の子どもの人数」とは相反する結果となった。
続いて、"2人目の壁"を感じる理由を尋ねた結果、働くママ・専業主婦ママともに「経済的な理由(86.5%)」が断トツの1位となり、2位は「第一子の子育てで手一杯(43.6%)」、3位は「年齢的な理由(42.2%)」と続いた。
就業状況別でみると、働くママは「仕事上の理由」が64.7%という高い数値で2位(全体では38.5%で5位)となり、産休の取得しやすさや職場復帰などへの影響を懸念している様子がうかがえた。一方、専業主婦ママは「心理的な理由」が46.8%と全体より高く、育児ストレスなどをより感じていることが分かった。
また、"2人目の壁"を解消するために必要だと感じることは、働くママ、専業主婦ママともに「経済的なサポート(81.9%)」が最多だった。次いで、働くママは「ワークライフバランス(64.4%)」、「休職・復職のしやすさ(61.0%)」と続き、一方専業主婦ママは「育児ストレスを緩和できるような仕組み・コミュニティ(47.1%)」、「産後のケア・サポートの充実(43.7%)」という結果に。ママの就業状況によって、"2人目の壁"解消の課題に違いが見られる結果となった。
○働くママ75.2%が「上司は育児に理解がある」と回答
次に、働くママに「子育てに関する制度と企業風土が整っていれば、女性も働き続けたいと思うか」を尋ねたところ、9割が「働き続けたい」と回答。また、「管理職を目指すと思うか」という問いに対しては、8割近く(79.6%)が「目指すと思う」と回答した。さらに、「自分や配偶者の上司は子育てに理解がある方だと思いますか」と尋ねたところ、働くママの75.2%が「理解がある」と答え、職場の上司の多くが、いわゆる"イクボス"であることが明らかに。働く女性たちが今後も働き続けたいという気持ちには、職場の"イクボス"の存在が大きく影響していることがうかがえた。
続いて、「職場の上司が子育てに理解がある」とした回答者と「そうではない」とした回答者の出産に対する意識を比較した結果、上司が子育てに理解がある回答者は、「2人目の壁は存在しないと思う」で3.2ポイント、「今後の出産意向がある」で9.0ポイント、「現実的に持つつもりの子どもの人数は2人以上」で7.9ポイント、「2人目以上の出産に対して、ためらいを感じない」で10.3ポイントと、いずれも数値が上回る結果となった。
○「子育てしやすい」都道府県ランキング
最後に、「子育てしやすい」都道府県ランキングを発表。堂々の1位となったのは「石川県」だった。続く2位は「島根県」、3位には「岐阜県」がランクインした。「子育てのしやすさ」をどこに感じるかについては、「公園など自然の遊び場が多い」「ショッピング施設が近くにある」「住民が優しい、あたたかいと感じる」といった項目が上位となった。
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