2015年6月3日 11:44
あらゆるアプリケーションの運用を可能にする「パワーバイ」 - ダッソー・システムズが3D Experience Platformでコラボレーションを加速
ダッソー・システムズ(ダッソー)は6月2日、同社の年次イベント「3D EXPERIENCE FORUM 2015」の開催に先立って記者説明会を開催し、同社の3D Experience Platform上であらゆるアプリケーションの運用を可能とする「パワーバイ」を発表した。
「パワーバイ」は、CATIAやSOLIDWORKSだけでなく、シーメンスPLM(シーメンス)、PTC、Autodeskなど競合他社のアプリケーションのデータを3D Experience Platform上に取り込み、編集したり社内で共有することを可能とする機能。自動車の開発を例に上げると、ダッソーのCATIAで設計したボディと、シーメンスのNXで設計したエンジンを組み合わせて編集するといったことができるようになる。これによって、部門や部品ごとに違うシステムを用いている場合でも、関係者間の連携が取りやすくなり、製品の開発を加速させることができる。
また、ユーザーインターフェースはダッソーが力を注いだポイントの1つだ。具体的にはBOMを樹形図で見やすく表示したり、データの検索機能、操作方法など、コラボレーションを円滑にするためのさまざまな工夫がなされている。