COMPUTEX TAIPEI 2015 - Skylake搭載PCやデスクトップ向けBroadwellなどが登場したIntel基調講演
最初の「イノベーションの50年」とは、提唱されてから50年を迎えるムーアの法則のこと。Intelは、この法則にのっとり半導体を進歩させてきた。
「次は何か」(What’s Next)では、2020年には、500億台のデバイスが存在することになると予測、これにより天の川の星の数よりも200億倍も多い数データが作られることになるという。
こうしたデータが生み出されるのはIoTのためだが、スカウゲン氏は台湾の自転車レンタルのシステムを例に、新しいIntel IoT Gatewayのリファレンスデザインを紹介した。
これは、さまざまなIoT機器からのデータを集約してクラウド側などに転送するゲートウェイ装置で、最新のリファレンスモデルでは、マイクロソフトやウィンドリバーのOSにくわえ、CanonicalのSnappy Ubuntu Core(Linuxベース)のOSも利用できるようになったという。
次に「New User Experiences」として、Intel RealSenseによるナチュラルユーザーインターフェースや顔認証機能を紹介、さらに「No Wire」を実現するための技術を紹介した。
3つめの「プラットフォームのリーダーシップ」では、Intelはいまやシリコンだけでなく通信機能も提供する企業だとした。また、このComputexのタイミングでの新製品を紹介、ステージには、AcerのST Liew社長やASUSのJonny Shih会長などが登場した。
また、データセンター向けのXeon E3-1200 v4を紹介、同プロセッサは、Xeon系ではじめてハイエンドのIris Pro Graphics P6300やQuick Sync Videoを内蔵する。
最後に2015年後半の発表を予定する次世代プロセッサ"Skylake"こと、第6世代Intel Coreプロセッサを搭載した2in1 PCと4Kディスプレイ内蔵のオールインワンPCのリファレンスモデルを紹介。"Skylake"は、2015年7月末のリリースが発表されたWindows 10のメリットを最大に生かせる設計だとした。
今回のIntelの基調講演は、同社の現状をざっとなぞったものだった。Microsoftの基調講演が6月3日に控えており、ハードウェアメーカーの中には、マイクロソフトの基調講演後に詳細を公開すると言っていたところもあるため、IntelとしてもシステムとしてのPCを言いにくい部分はあったかもしれない。
ただ、プレスリリースによれば、中国でハイアールとワイヤレス給電を推進するといった発表があり、次世代PCに向けた準備は進めてはいるようだ。
また、Computex直前には、Rockchp(ARMベースのSoC半導体メーカー)との提携を発表。2014年に買収したベースバンドモデム内蔵SoC半導体メーカーSPREADTRUMと合わせ、Atomベースのモバイルプラットフォームを中国の製造メーカーを浸透させるべく努力しているようだ。
中国では、SoCを製造する半導体メーカーが、スマートフォンやタブレットの設計や製造に関するソリューションを製造メーカーに提供して、製造メーカーは、これらを使って安価な製品を製造している。おそらく、Intelも新興国向け市場を狙い、この流れに乗ることを考えているのだと思われる。
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