2015年6月5日 11:16
宿泊仲介サービスAirbnb、ホストの悩み"適正な料金"を機械学習で解決
宿泊先を探す旅行者と、空き部屋を貸したい人を結ぶWebサービスAirbnbは、「Aerosolve」というオープンソースの機械学習ツールを用いてホストの適正な料金設定を支援している。4日に米サンフランシスコで同社が開催したカンファレンス「Open Air 2015」でエンジニアリング担当バイスプレジデントMike Curtis氏が明らかにした。
観光・宿泊のプロではないAirbnbホストが、高すぎず、安すぎない料金を設定するのは難しい。季節やイベントの有無、ライバルのマーケティング活動など様々な要因で適正料金は変動する。SXSWのような世界中から参加者が集まるイベントが開催される時期、料金を上げられるとしても、一体いくらぐらいまで上げられるのか? キャンセルが出た部屋を埋めたいけど、今は貸し部屋の需要があるのか? そんなホストの疑問・悩みをAerosolveは解決する。
機械学習を用いた料金アドバイスは「Price Tips」と呼ばれている。Airbnbが蓄積するデータを解析し、様々なシグナルから構築したモデルに、Airbnbホストがリストする宿泊施設(施設のタイプ、場所、レビュー数や評価、予約状況など)