NTT Com、経路制御技術を採用したDDoS防御システムの実証実験
同トライアルでは、DDoS防御時に発生する正常通信の遅延などの影響を極小化するという、同社が開発した経路制御技術を利用するとのこと。インターネットを利用する全ての企業や事業者を対象とするマルチ・ホーム対応DDoS対策サービスに関するトライアルは、同社によると国内通信事業者としては初めてという。
新技術の有効性を検証すると共に、付随する技術的な懸念事項の洗い出しや、サービス化を見据えたユーザー視点での運用性の評価が目的とのこと。
参加する企業・組織は、セキュリティ事業者がA10 Networks、Arbor Networks、日本ラドウェアなど、トライアル利用組織がインターネットマルチフィード、Interop Tokyo 2015 ShowNet、愛媛CATV、オキット、ミクシィなど。
NTT Comは同トライアルが完了次第SAMURAIを機能拡張し、より高度なDDoS対策サービスの提供を予定している。