『攻殻機動隊ARISE』舞台化、映像化不可能の特殊なライブ演出で結成前夜を描く
(ネーム)
士郎正宗の原作が誕生してから25周年を迎え、現在TVアニメ『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』が放送中。6月20日から完全オリジナルの新作映画『攻殻機動隊新劇場版』の劇場公開が控えている『攻殻機動隊』シリーズの舞台化が明らかになった。
『攻殻機動隊ARISE』は、公安九課=攻殻機動隊の結成前夜が描いた物語。4月より新規エピソードを追加した『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』がTVアニメとして放送されている。
今回の舞台化にあたり、演出を舞台版『ペルソナ』シリーズや『BLOOD-C ~The LAST MIND~』を手がける映画監督の奥秀太郎氏が担当。脚本は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の脚本家で、『攻殻機動隊ARISE』でスーパーバイザーを務めた藤咲淳一氏、監修は『攻殻機動隊ARISE』シリーズの構成・脚本を手がけた冲方丁氏が務める。なお、特殊な映像演出が行われるため、DVDやライブビューイングといった映像化の予定はないという。
気になるキャスト陣の発表やチケット情報などは、公式サイトにて順次発表。
『攻殻機動隊』は、士郎正宗氏によって1989年に発表されたSF漫画。科学技術が飛躍的に進歩した近未来を舞台に、ネット世界を介したさまざまな事件を描いている。6月20日には、"総理大臣暗殺"という戦後最大の事件を描いた完全オリジナルの劇場用アニメ映画『攻殻機動隊 新劇場版』の公開が控えており、米ハリウッドでは、草薙素子をスカーレット・ヨハンソンが演じる実写映画版の企画も進行中。
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
提供元の記事
- 『攻殻機動隊 新劇場版』前夜祭に、押井守&神山健治ら歴代監督が初集結へ
- 『攻殻機動隊ARISE』脚本・冲方丁が"逆算"で描く素子の若さ、孤立、そして類いなき強さ「バイブルに挑んだ」 (1)
- "それ以前"の世界に『新しい攻殻』を作ること - 黄瀬和哉総監督の考える『攻殻機動隊ARISE』とは? (1)
- 『パト2』と実写――二つの線の重なりに押井守監督は何を映したか「パト2と現在の差分を描くことがテーマだった」実写版『パトレイバー首都決戦』 (1)
- 未完の大作への挑戦と新たな才能のための3DCG - 神山健治監督が語る『009 RE:CYBORG』【前編】 (1)