くらし情報『理研、SACLAで複数のXFELビームラインが稼働を開始したことを発表』

2015年6月8日 19:26

理研、SACLAで複数のXFELビームラインが稼働を開始したことを発表

理研、SACLAで複数のXFELビームラインが稼働を開始したことを発表
理化学研究所(理研)は6月8日、高輝度光科学研究センター(JASRI)のX線自由電子レーザー(XFEL:X-ray Free Electron Laser)施設「SACLA」が新たなXFELビームライン「BL2」の共用運転を開始し、複数のXFELビームラインを同時に稼働させたことを発表した。

従来のXFELビームライン「BL3」は、0.1nm以下のX線レーザーを安定的に供給することで、微細世界の研究に活用されてきたが、世界で共用運転を実施しているXFELビームラインはこのBL3と米国のLinac Coherent Light Source(LCLS)が有するビームラインの2本だけであり、国内外の大学や研究機関、産業界の利用者からXFELの利用機会の拡大ニーズが強かったという。

今回、共用運転を開始したBL2はSACLAにとって2本目となる共用XFELビームラインという位置づけで、2013年度から整備が進められてきており、2015年4月16日には1パルスあたり100μJを超す出力を実現し、翌4月17日に、BL2による初めての利用研究課題として、理研放射光科学総合研究センターの大浦正樹ユニットリーダーらの研究グループが実験を実施したとする。

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