2015年6月9日 15:42
思うようにいかない家計、改善するなら「ボーナス時」がチャンス!
先ごろ、労務行政研究所から発表された夏のボーナスは、平均で73万4434円、前年比3.0%増と2年連続の増加となりました。景気回復は端緒についたばかり。将来への不安も相まって、なかなか思い切った消費に回せない家庭も多いでしょう。そこで、今回のボーナスを機に、これまで思うように貯蓄ができなかった世帯は、家計、貯蓄を改善するチャンスととらえてみてはいかがでしょう。自転車操業の月々の家計に少しでも余裕がでれば、消費意欲も高まるのではないでしょうか。
○2015年夏のボーナスは平均73万4434円
アベノミクスから2年。企業の好業績が次々と発表されるなか、まだまだ賃金UPの実感を持てない人も多いことでしょう。しかし、今年の夏のボーナスは2年連続で増加、平均で73万円4434万円と前年比で3.0%の上昇という結果に(労務行政研究所調べ。
東証一部上場企業122社への調査データより)。これはリーマンショック前の水準とほぼ同じで(2008年夏季平均74万3380円)、リーマンショック後の2009年(64万8149円)からは、実に約10万円も増加しています。
長くデフレが続き、消費を控える傾向にあった一般家庭からすると、ボーナスは日々の家計の補てんに回り、ボーナスで貯蓄、まとまった買い物は我慢という状況だったことでしょう。