すぐ他人を否定する人と仕事をするときに、有効な言い方とは
そういった人は一体どんな心理状態なのか、そしてどうしたらうまく一緒に仕事ができるのか、ゆうメンタルクリニック ゆうきゆう先生に伺った。
ゆうきゆう
精神科医・心理研究家。東京大学医学部卒業。『相手の心を絶対に離さない心理術』など心理学に関する著書は50冊にのぼる。人気漫画シリーズ『マンガで分かる心療内科』も発売中。「ゆうメンタルクリニック」総院長。ゆうメンタルクリニック/上野院(上野駅0分)、池袋院(池袋駅1分)、新宿院(新宿駅0分)、渋谷院(渋谷駅0分)
○「すぐ否定する人」には2種類いる
――他人の意見をすぐに否定してしまう人は、どのような心理状態なのでしょうか?
否定の度合いにもよりますが、「いや」など軽い否定から入るのが癖になってしまっている人は相手との距離感がうまくつかめない・あまり相手に踏み込んできてほしくない人が多いでしょう。
相手への否定というよりは「距離感を保つための一言」であることが多いようです。
それとは別に相手を言い負かすような勢いで否定する人であれば、相手よりも優位に立ちたい気持ち・相手に負けたくないという気持ちが強いと考えられますね。
相手に賛同すること=負け、くらいに感じてしまうので、劣等感を刺激されないよう頑なになっている可能性があるでしょう。
――そういった人に何かお願いをするとき、有効な言い方はありますか?
前者の場合は面倒を極力避けるタイプですが、そのせいで案外押しに弱いことも多いので「お願いできる?」など軽い頼み方でも大丈夫です。
しかし後者の場合、こちらの言い分に賛同すること・従うことに反発する可能性が高いでしょう。そういった場合には相手の自尊心を刺激する伝え方が有効です。
たとえば「あなたにしかできない」「あなたにしか頼めない」「他に頼れる人がいない」など、少し下手に出てお願いするのです。引き受けてくれた場合は感謝を時間差で、「引き受けてくれてありがとう」「本当に助かる」「この前はありがとう」「あの時は本当に助かった」と何度か伝えると効果的ですね。
自分のやり方に拘らない場合は「あなたのやり方でいいから」「あなたならどうやって処理する?」など、相手の意見を引き出して同調し、その後「そんなやり方が出来るのはあなたしかいない」と頼み込むのもいいでしょう。
相手を否定して従わせようとすると、同じ土俵に立ってしまうのでいつまでも平行線になってしまいがちです。自分から一歩でも二歩でも引いて相手を立てる気持ちを持つといいのではないでしょうか。
※画像は本文とは関係ありません
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