睡眠時無呼吸症候群に要注意! 危険ないびきの見分け方とその対策は?
気になって眠れない、寝室を共にしたくない、一緒に旅行に行きたくないなど、家族やパートナー間のトラブルにもなりがちな「いびき」。いびきは、かいている本人は自覚しにくいため、知らず知らずのうちに、周りの人にストレスを与えていることも。指摘されたからといってすぐに治せるものでもなく、「治せるものなら、治したい! 」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。今回は、いびきの原因と治療法について解説します。
○睡眠中に一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」とは
いびきとは、睡眠中に起こる鼻やのどの粘膜の振動音のこと。一般に、何らかの原因で鼻からのどにかけての空気の通り道である上気道が狭くなり、振動しやすくなるために起こるといわれています。いびきをかく人は、睡眠中に正常な呼吸ができていないため、眠りが浅く、睡眠不足の傾向も見られます。
いびきの症状には、世間一般に「いびき」と認識されている「単純いびき症」のほかに、睡眠中に一時的な呼吸停止状態に陥る「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」があります。
■単純いびき症
睡眠中にいびきはかくものの、呼吸が止まることはなく、健康上の問題も特に見られません。