2015年6月11日 16:00
キャリアななめ斬り! (62) 就活生の心を混乱させる情報
最近大学の教職員になった私の身の回りには、大学生の就活に関する情報が飛び交っている。
○テクニックよりも、不条理に臨めるか
私はまだ教職員の経験は浅いので、あくまで採用する側の視点だが、正直なところ、全国統計がどうだろうと、就活本が何を書こうと、採用する側は結局のところ「この人と一緒に働きたい(働いてもいい)」と思う学生を採用する。
その上で、最低限の学力(時に学歴や学ぶ態度全般)でスクリーニングされたり、見えない天井があったりする。採用に際しては採るも落とすも建前(理由)というものは大事だし。
エントリーシートや面接における細かな技(テクニック)は、昔からいくらでも存在するのだが、いくらテクニックを駆使したところで、「マジメで優秀で"根"は良いけれど、コミュニケーションコストのかかる面倒な学生だから、一緒に働きたくない」と思われたらアウト。
逆に「妙に理屈っぽくて空気よまないで面倒そうなやつだけど、1人くらいこういうのがいても面白い」と思われればOK。
何とも不条理で予測がつかない。傾向も対策も本質的にはあまり役に立たない。
相手側(企業側)の判断が優先される(もちろん最終的に行くか行かないかは自分の責任ですが)。