エリンギに「眠り病」治療に応用可能なタンパク質が存在 - 理研
同成果は、理研小林脂質生物学研究室の石塚玲子 専任研究員、小林俊秀 主任研究員らの共同研究グループによるもので、6月9日付け(現地時間)の米科学誌「The FASEB Journal」に掲載された。
「眠り病」は吸血バエが媒介する寄生原虫「トリパノソーマ」が引き起こす感染症で、病状が進行すると患者は昏睡して死に至ることが名前の由来となっている。病原体であるトリパノソーマに対する特効薬は開発されておらず、ワクチンや抗体療法による予防や治療が考えられている。しかし、トリパノソーマは抗原変異を繰り返すため、今のところ成功していない。
トリパノソーマは血流中に存在するとき「セラミドホスホエタノールアミン(CPE)」という脂質を細胞表面に発現することが報告されている。脂質は遺伝子変異の影響を受けないため、抗原変異が起こりにくいため、CPEは眠り病の診断や治療薬のターゲットとして有用であると考えられる。
今回の研究では、エリンギ由来の「プロロトリシンA2」「エリリシンA」、ヒラタケ由来の「オステリオリシン」という3つのタンパク質がCPEとコレステロールの複合体と非常に強く結合することを発見した。
このうち、「プロロトリシンA2」と「オステリオリシン」はトリパノソーマだけでなくヒトの細胞にも結合したが、「エリリシンA」はヒトの細胞に結合せず、血流型のトリパノソーマに特異的に結合した。
「エリリシンA」とトリパノソーマの結合は数分で発生するため、今回の結果は同タンパク質がトリパノソーマ感染の1次診断に利用できる可能性を示すものとなった。また、「エリリシンA」は「エリリシンB」の存在下では、細胞膜に孔をあける毒素として作用するため、この性質を使ってトリパノソーマ感染の治療に応用できる可能性がある。
提供元の記事
関連リンク
-
new
「顔色が悪いわね、もっとしっかりしないと」産後の妻に放った母の言葉に絶句…嫌味しか言わない母から妻を守れるのか?
-
『Tokyo middle 30』男性陣、各パートナーに見守られて撮了 渡辺大知・朝井大智・風間俊介・中島颯太【コメント全文】
-
new
KEY TO LIT岩﨑大昇&猪狩蒼弥、“即帰宅”バトル初参戦 デビュー発表日の(秘)失態も暴露
-
『なんでも鑑定団』“父の遺品”世界三大バイオリン、本人評価額「700万円」→衝撃の鑑定額「すごすぎる!」「保管が大変そう」
-
『Tokyo middle 30』今夜最終回 “麻紀”仲里依紗・“はるきゃん”のん・“薫子”深川麻衣がクランクアップ【コメント全文】