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「LINE MUSIC」と「AWA」どこが違う? - 2つの音楽配信サービスを比較

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「LINE MUSIC」と「AWA」どこが違う? - 2つの音楽配信サービスを比較
●楽曲数をチェック
LINEは11日、定額制の音楽配信サービス「LINE MUSIC」を公開した。5月にはサイバーエージェントとエイベックス・デジタルが同様のサービス「AWA」を公開している。それぞれのサービスはどこが違うのだろうか。楽曲数や料金プラン、独自機能などを比較していきたい。

○楽曲数が多いのはどっち?

まずは、楽曲数について。

AWAは、サービス開始時点での具体的な楽曲数を公表していないが、2015年末までに500万曲としている点で、両サービスとも同じ。ただ2016年には、AWAは1,000万曲、LINE MUSICは3,000万曲以上としており、長い目でみると「LINE MUSIC」の方が充実していきそうだ。

提供するレーベルやプロダクションの数は、「LINE MUSIC」の方が多くより幅広いアーティストに対応している。


●料金プランをチェック
○料金プランの違いを探る

続いて用意されている料金プランについて。

AWAでは、月額360円(予定)の「Lite Plan」、月額1,080円(予定)の「Premium Plan」、LINE MUSICは月額500円の「ベーシックプラン」、月額1,080円の「プレミアムプラン」と、どちらのサービスも2種類の有料プランを用意している。LINE MUSICには、学割が存在し、学生であればよりおトクに利用できる。

サービス内容では、月額1,080円のプランが、どちらもフル機能を利用できる点は同じ。安価なプランは、若干仕様が異なり、AWAではプレイリストの作成ができないなど、機能を一部制限する代わりに時間制限などはない。一方LINE MUSICではフル機能が利用できるが、楽曲は30日間で20時間までという時間制限が設けてある。

AWAの「Lite Plan」では、オンデマンド視聴(楽曲を検索して再生)に対応しておらず、任意のプレイリストが作成できない。既存のプレイリストの視聴に限られる点は注意した方がいいだろう。
ただ、6,000以上のプレイリストが既に用意されており、お気に入りのものを見つけられれば、あまり気にする点ではないかもしれない。

LINE MUSICの「ベーシックプラン」は、「Lite Plan」と比べ割高だが、フル機能が利用できる。20時間という制限があるが、単純計算で1日40分まで音楽が楽しめる。40分という時間は人によって評価が分かれるところだろう。

また、両サービスとも有料プランを契約しなくても一応サービスの利用は可能だ。AWAの場合「制限時間付き」で利用できるとしているが、実際何分まで利用できるかなど詳細はアナウンスされていない。LINE MUSICは、1曲の再生時間が30秒まで、機能も一部制限と、あくまで“定額制”サービスとして打ち出したいという思惑が伺える。

ちなみに、どちらも現在は無料でフルサービスを利用できるが、LINE MUSICはいつ始めても8月9日までなのに対し、AWAはサービスの利用開始時点から3カ月間お試しできる。


●毛色の違う独自機能
○プレイリストが強みのAWA

次に、それぞれのサービスの特徴的な機能を見ていこう。まずAWAだが、「プレイリスト」が目玉機能となっている。ユーザーが自分で複数の曲からなるプレイリストを作成し公開できる。プレイリストには、タイトルや、説明文のほか、「Happy」、「Relax」、「Love」などのジャンルを設定可能で、プレイリストを検索する際にユーザーは自分の聴きたいジャンルを簡単に探せる。

また、こうしたプレイリストは、一般ユーザーが作成したものだけでなく、アーティストや音楽プロデューサーによるものも多数公開されており、プロが選ぶ楽曲を手軽に楽しめるのも大きな売りになっている。そのほか、独自開発したというリコメンド機能により、ユーザーの再生履歴や行動から楽曲を提案してくれる。

○音楽を“LINE”できるLINE MUSIC

LINE MUSICの特徴的な機能といえば、やはり「LINE」との連携だろう。お気に入りの楽曲を1曲単位でスタンプのようにLINEの友人にシェアできるほか、作成したプレイリストのシェアも可能となっている。
「ちょっとこれ聴いてみて」と、気軽に友人に楽曲をおすすめできるのは、LINEならではの機能だ。

そのほか、LINEの友人が聴いている曲をリスト表示する、「フレンズチョイス」機能も実装。友人の音楽嗜好がわかるのも、単に「音楽サービス」ではなく、「コミュニケーション」として利用してほしいというのがLINEの意向なのだろう。

***

ここまで、楽曲数や料金プラン、独自機能を紹介してきたが、どちらが優れているというわけではない。使い勝手についても、AWAのUIは、非常に洗練されていてオシャレだし、LINE MUSICのUIは、LINEに近く親しみやすい。

さらに今後、AWAでは、今後FacebookやTwitterなどでプレイリストをシェアできる「シェア機能」やオフライン環境でも楽曲が聴ける「オフライン再生モード」などの実装を予定している。LINE MUSICもアップデートによる機能追加をしていくはずだ。せっかくどちらも無料でフル機能を試せるのだから、たくさん使ってどちらを利用するか見極めていくのがよさそうだ。


(記事提供: AndroWire編集部)

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