2015年6月15日 06:00
PCシーンは台湾から遠ざかるか - 「COMPUTEX TAIPEI 2015」を振り返る
台湾・台北で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2015が閉幕して約1週間が経過した。毎年、アジアにおけるPCシーンを再確認する場であるとともに、IntelやMicrosoftなどのPCシーンのスタープレイヤーと各OEMの間の温度差や距離感をつかめる重要な位置づけにあるイベントでもある。
今年のCOMPUTEXはNO NEWSであると言われていたし、実際にそれに近いものでもあった。
たとえばIntelが第6世代CoreプロセッサとしてコードネームSkylakeの出荷開始を発表したかというと、それはなかった。各社は早々に対応マザーボードなどを発表しているし、フタを開けばSkylakeといった機器もチラ見せされてはいたのだが、大本営からの正式なお披露目はなかった。
MicrosoftはMicrosoftで、あろうことかCOMPUTEXの開幕前日の6月1日にWindows 10の製品版配布開始となるGeneral Availability(GA)が7月29日となったことを発表した。この日に史上最大のアップグレード大作戦が敢行されるというわけだ。だが、その発表はCOMPUTEXとは無関係の公式ブログでのものだった。