運転中の眠気は事故に直結しますからね。企業として従業員の睡眠状況の把握と改善は死活問題です。
-確かにそうですね。
仙波さん:もちろん、交通関係の企業だけでなく、企業の姿勢として社員に質の良い睡眠をとってもらうことは本当に重要です。良い睡眠をとれているということは、健康のパラメーターとしてもっとも重要だと思っています。
-睡眠が足りないだけで、業務の質って落ちてしまいますよね。
仙波さん:睡眠は近年「新うつ」などの患者が増加しているメンタルヘルスにも深く関わってきますからね。
-良い睡眠をどのように分析するのでしょうか。
当社では睡眠計というもので、対象者の睡眠状態を計ります。
-睡眠計なんてあるんですか!
仙波さん:はい。ベッドの下に敷いて身体の動き・心拍数・呼吸などを計測して、眠りの深さや周期などを計ります。睡眠において大切なのは睡眠時間ではなく、睡眠の質なんです。質の良い睡眠がとれているかということが重要になってきます。-睡眠は、深い眠りと浅い眠りを繰り返すと言いますよね。
仙波さん:その時間にも個人差や年齢差があるので、それぞれ個人の状態を計るうえでも、睡眠計での計測は重要です。