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「13日の金曜日」だけじゃない! 黒猫が写真で語る海外に伝わる不吉ネタ7選

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「13日の金曜日」だけじゃない! 黒猫が写真で語る海外に伝わる不吉ネタ7選
「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」「新しい靴は夜におろすな」など、古くからの言い伝えは数多い。調べてみると、それぞれに納得できる説があったりなかったりするものだが、それでも何となく信じている人は多いのではないだろうか。それは海外でも同じこと。特に有名なのは「13日の金曜日は厄日」だろう。しかし、それ以外にもまだまだたくさんの言い伝えがあるようだ。

そこで今回は米国サイト「Bored Panda」より、海外の不吉ネタを欧米で"不吉"と言われている黒猫の写真とともに紹介しよう。

これらの写真はポーランドの写真家・Monika Malekさんにより撮影されたもの。欧米には「黒猫が横切ると不吉」という言い伝えがあるが、「黒猫は不吉じゃないよ! 」という意味を込めているという。
確かに、こんなにあどけない顔をしている猫を色が黒いだけで不吉と言われてしまうのはしのびない。

○「13日の金曜日は厄日」

特にキリスト教圏で嫌われている13日の金曜日。同名の映画があるためか、日本でも知らない人はいないだろう。欧米では13人で食卓を囲むことも嫌うとか。しかし、仏教では13は吉数だそうだ。

○「鏡を割ると、7年間不運が続く」

日本の神社でご神体として奉納されていることも多い鏡。海外の様々な国でも鏡には何かしらの霊力があると信じられているという。鏡には持ち主の魂の一部を取り込む力があり、割れるとその中に捕らわれてしまうと考えられているようだ。


また、古代ローマでは人間の身体は7年のサイクルで変化すると信じられていたころから、この年数になったという説がある。しかし、形あるものはみな壊れるもの。それなのに7年も不運を背負わされてはたまらない。

○「バッグを床に置くと、お金が逃げていく」

これは、バッグを床に置くと中の財布からお金が流れ出てしまう、という意味なのだとか。風水でも同様の考え方があるらしい。この写真の場合は、バッグを床に置いておくと猫が遊んでしまってお金もけちらしてしまう、という現実的な問題がありそうだ。

○「パンを逆さまに置くと不幸が訪れる」

ヨーロッパに多く伝わるジンクス。古くはかなり強く信じられていたそうで、漁で暮らす地域では魚が捕れなくなり、それ以上に悪いことも起こる場合もあると言われていたという。
パンとの形の類似から「ボートが転覆する」ということだったのかもしれないと筆者は想像する。ご飯が中心でパンも四角い食パンの多い日本では、上も下もないだろう。

○「フォークを落とすと腹ペコな客が来る」

現代では作った料理をおいしそうに食べてくれる客がいるのはうれしいことだが、あまり食べ物のない時代では相当迷惑なことだったかもしれない。逆に、飲食店などでは吉になりそうだ。

○「塩をまき散らすとけんかが起きる」

キリスト教圏に伝わることわざで、塩をこぼすと悪魔を呼ぶとも不幸を呼ぶとも言われている。昔は塩が大変貴重だったのも理由のひとつとのこと。

現代日本では塩は豊富にあるが、不必要な場所に塩をぶちまけてしまった後の処理は少なからず気がめいるものである。そこから家族とけんかにつながることもあるかもしれない。
しかし、日本では塩はお清めのとして使われるもの。もしまいてしまったらその場所が清められたと信じて、心を落ち着けて掃除をしよう。

○「靴をテーブルに置くと、家に飢餓や貧困が訪れる」

主にイギリスに伝わる不吉ネタで、「その家に死人が出る」という恐ろしい話もあるらしい。不衛生であるからというもっともな説や、ある日突然亡くなった人のテーブルの上に靴が置いてあったからという説もある。新しい靴でもダメとのこと。

これらの不吉ネタは、何千年も前に生きた人たちの暮らしや考え方が反映されていることも多い。先人の知恵とも言えるだろう。また、同じ言い伝えでも地域や解釈によって全く逆の意味になっていることもあるものだ。
結局は、それぞれを自分がどう受け止めるかが大事なのかもしれない。

このほかの「黒猫が写真で語る、海外に伝わる不吉ネタ」はオリジナルサイトを参照。

○筆者プロフィール: 木口 マリ
執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。

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