2015年6月16日 09:41
iPhoneが金属探知機になるってどういうこと? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ
説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneが金属探知機になるってどういうこと?」という質問に答えます。
***
方位磁針(コンパス)にはいろいろな方式がありますが、もっとも一般的な磁石の性質を利用するタイプは、周囲の磁気に対し敏感な反応を示します。永久磁石や鉄製品に反応することはよく知られていますが、鉄骨を使用した建築物、携帯電話などの電子機器も該当します。
現行モデルのiPhoneには、地磁気のように微弱な磁気を検知する磁気センサーが内蔵されています。その磁気センサーを利用して方位を測定する機能が「電子コンパス」で、「マップ」や「コンパス」などの現在地や方位が重要な意味を持つアプリで活用されています。
この電子コンパスは、アプリ開発に使用できるようフレームワークが整備されており(CoreLocation)、実際多くのサードパーティーからアプリが公開されています。その多くは、方位を測定する目的で電子コンパスの機能にアクセスしますが、例外も存在します。