三菱東京UFJダイレクト、振込みなどの本人認証はワンタイムパスワードのみに
また、顧客がワンタイムパスワードを利用する際の利便性向上のため、同行公式スマートフォンアプリとして提供している「三菱東京UFJ銀行」アプリにワンタイムパスワードの機能を追加し、一つのアプリで利用できるようにするとしている。
昨今、金融機関を装った偽メールや偽画面により、第三者が顧客のパスワードなどを詐取し、不正に送金を行う事案が断続的に発生している。三菱東京UFJ銀行では、不正送金被害の抑制を目的に、これまで、ウィルス対策ソフト「Rapport(ラポート)」の提供や、利用限度額変更手続きの見直し、テレビCM・新聞広告などによる注意喚起、ワンタイムパスワードを生成する「ワンタイムパスワードアプリ」「ワンタイムパスワードカード」の提供など、インターネットバンキングのセキュリティ対策を進めてきたという。
このたび、さらなる強化策として、「三菱東京UFJダイレクト」で振り込みなどの取引を実施する際には、スマートフォンアプリまたは専用カードでのワンタイムパスワードの利用を必須とするという。当面は、新たに契約した顧客が対象となるが、既に契約している顧客へもワンタイムパスワードへの切り替えを積極的に推奨し、2016年度前半を目処に、振り込みなどの取引時にはワンタイムパスワードの利用を必須とする予定だという。
三菱東京UFJ銀行では、今後も顧客に安心・安全にインターネットバンキングを利用してもらうため、より一層セキュリティの強化やサービスの向上に努めていくとしている。