ジャガー・ランドローバー、脳波モニタリング技術を用いた安全技術を発表
ジャガー・ランドローバーは6月17日(英国時間)、ドライバーのストレスや集中力の低下などによって引き起こされる事故発生件数を低減させるための新しい安全技術を開発していることを明らかにした。
「Mind Sense(マインド・センス)」と名付けられたこの研究プロジェクトは、スポーツ、医療、および航空宇宙分野の技術を活用し、ドライバーの脈拍、呼吸、および脳の活動状態をモニタリングして、ストレスのかかり具合をはじめ、疲労や集中力低下の度合いを測定することを目的としているという。
具体的には、人間の脳に流れている複数種類/周波数の脳波をモニタリングし、ドライバーが集中しているのか、ぼんやりしているのか、眠気を感じているのか、運転以外のことに気を取られているのか、などを判別しようというもの。ドライバーがぼんやりしていたり集中していないことを感知した場合、ステアリングホイールまたはペダルを振動させて注意を促し、再度運転に集中させたり、そうした警告を行った後も、脳の活性化が検知できなかった場合、さまざまな方法でドライバーとのコミュニケーションを試み、危険の可能性をより確実に認識できるようするとしている。