三菱「アウトランダーPHEV」「アウトランダー」にフロント変更等の改良実施
アウトランダーPHEVおよびアウトランダーの一新したフロントフェイスは、同社の新しいフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」のもとにデザイン。パワー・パフォーマンスを表現するセンターのブラック部を左右から包み込むバンパーサイドの造形により、人とクルマを守る機能をダイナミックで力強い形として表現した。また、LEDポジションランプを搭載したLEDヘッドライト、LEDリヤコンビランプにより先進的なイメージを演出し、バンパー下部にスキッドプレート形状を採用してSUVらしい力強さと安定感を表現している。
インテリアは、アウトランダーPHEVのシート表皮デザインや素材を変更するなどして、上質でラグジュアリーな空間を演出。アウトランダーでは、ファブリックシートの表皮デザインを変更するなどして、シックで落ち着きのある上質さとスポーティ感にこだわったインテリアとしている。
その他には、ボディ剛性を向上するなどして操縦安定性と乗り心地を向上、吸音材や遮音材・制振材・ダイナミックダンパーの追加などによる静粛性のさらなる向上、アウトランダーPHEVのプラグインハイブリッドEV制御最適化やエンジンのフリクション低減によるハイブリッド燃料消費率の向上、アウトランダーに新世代CVTを搭載し、エンジン制御とCVT制御の協調制御を最適化することで燃料消費率を向上するなどの改良が加えられている。
価格は、アウトランダーPHEVが359万6,400円~459万円、アウトランダーが251万9,640円~321万1,920円(いずれも税込)。
また、10月22日~24日にポルトガル東部のポルタレグレ県で開催されるクロスカントリーラリー『バハ・ポルタレグレ500』に、世界唯一のツインモーター4WD プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」での参戦も発表。
参戦車両は、量産車をベースにラリーカーとして必要とされる改造を施している。駆動用バッテリーは量産セルを流用し、構成を変更することで大容量化と高出力化を実施し、モーターは制御を変更することで高出力化を実現。発電系は量産品をベースに、ジェネレーターやエンジンの制御を変更することで高出力化し、車体に関してはロールケージ等の安全装備に加えて、悪路走破性向上を目指した改良が加えられた。